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吉尾雅春ブログ

Opportunity

この景色、素晴らしいでしょう! 行ってみたいと思いませんか? 北海道のどこか、とだけ紹介しておきましょう。
白樺の並木も太陽が正面から当たればこのように素敵な写真になりますが、後ろを振り向いてみると逆光になり、鮮やかな白が暗くなってしまいます。その写真をご覧いただいても感動は半減すると思います。
人はそれぞれの魅力を持っています。しかし、それは受け手によって違いますし、同じ相手でもその時の気分や環境などによって全く異なった存在に見えてしまいます。それらの事象は自身の人生の中で日々刻々と流動的に揺らぎながら存在しているのです。
10年ちょっと前にワシントンDCに行ったことがあります。ダレス国際空港から乗ったタクシーの中でドライバーと話が弾んだのですが、彼が言うには「吉尾はopportunityを大切にするし、それを逃さない人だ」と。確かに自身の人生を振り返ってみると、人との出会いをはじめ、チャンスをうまく活かしてきたように思います。
Opportunityとは「好機」という意味ですが、モタモタしていると好機を逸してしまいます。サッと後ろを振り向けばこのように素晴らしい景色が広がっているかもしれません。
ワシントンDCに着いた翌日、私はタクシードライバーのお宅で夕食をご馳走になりました。Opportunity、それは自分自身でgetするものだと思います。

柏とクレソン

20120506柏の木3月2日に柏の木を紹介しました。まだ深い雪の中で、北国の柏の枯葉は防風の役割を担いながら、新芽の春をひたすら待ちわびていましたが、いよいよその時がやってきました。折しも5月の端午の節句の季節。柏餅が店頭に並んでいます。暦では夏に入りました。
5月6日午後、苫小牧の病院に入院中の姉を見舞う途中、あの柏の木を見に行ってきました。札幌ゴルフ倶楽部横の道路脇の柏の木にはまだ半分ほど葉が残っていましたが、周りには枯葉が重なるように落ちていて、落葉の間からは所狭しと土筆たちが頭を出していました。世間は夏に入ったとしても、北海道はまだ春たけなわ、札幌の街では梅と桜が共演しているのです。
姉は自然が大好きで、毎年、この時期には熊が棲む所に一緒に山菜を採りに行くのが定番でした。今年はそれも叶いませんでした。その代わりに新芽が出てきた柏の木の写真を見せて季節を楽しんでもらいました。
午前中はクレソンを探しに札幌の盤渓の沢に行ってきました。クレソンは熊本で姉たちとおひたしにしてよくいただいたものです。台湾芹と呼んでいました。東京から帰省した姪も、千歳の美々川で採ってきたクレソンのおひたしを作ってきてくれたのです。
病院での晩ご飯はクレソンのおひたしと白いご飯だけでしたが、姉には何よりものご馳走だったろうと思います。息子と弟に食事介助をしてもらう姿が嬉しそうで、悲しそうでした。

知ること

20120428御衣黄3先日のブログに御衣黄という八重桜を紹介しました。そのときの写真では淡い緑色の花びらでした。今朝はご覧の通りのピンク色。同じ桜とは思えない素晴らしい七変化です。
この1週間ほど、出勤時に花びらの色の変化を観察してきましたが、私にとってはちょっとしたオアシスだったのです。そして花は今日、明日にも終わりを告げ、木の周りはピンクの絨毯になります。
興味のあることには人間は積極的に迫ります。一歩踏み込んで知ろうとしますから、感動を伴い、その収穫には大なるものがあります。それが八重桜の花言葉「豊かな教養」にもつながっていきます。
いろんな事象に興味を持ち、それらを知るために行動することが大切なこと。自身の足をそこに向けて一歩踏み出すことが大切なこと。些細なことでも、積み重ねれば高い山になるのです。

桜の終わりとともに

20120424御衣黄・黄桜千里の住まいの前に御衣黄という八重桜が咲いています。江戸時代からの栽培種だそうで、お酒の黄桜もこの花を創業者がお好きで命名されたという話もあります。
開花まもなくは白ないし淡い緑色で、徐々に中央から線条に赤みが増してきます。最終的には花びらもピンク色になって散っていくのです。写真でも陽光の当たる梢の上部がより赤くなっているのがわかりますね。千里ではそろそろ桜の季節も終わりを告げようとしています。
新人セラピストたちの免許登録も無事終わり、登録済みの通知が厚生労働省より届きました。いよいよ診療活動を許されることになります。襟を正して、真摯な態度で臨床に当たってほしいと思います。学ぶ姿勢を常に忘れずに取り組むことが大切です。
八重桜には「豊かな教養」という花言葉があります。この時期に誕生した新人たちがこれからを重ねて豊かな教養を身に着けるのか、ただ風に吹かれて散っていくのか、興味深く見守り、リードしていきたいと思います。

命の選択

20120412千里さくら通り千里のさくら通りは今、とても嬉しそうにきれいに咲き誇っています。さくらの花言葉は精神愛、清純、優美。確かに納得できる花言葉だと思います。
自分の娘の誕生日のお祝いを兼ねて、この桜を北海道の姉が観にきます。主治医は「考え直した方がよい」ということでしたが、時間に限りを感じている姉はなんとしても大阪を訪ねたいと聞き入れません。
自分の命をどうするか、決定権は姉自身にありますから、それを最大限尊重してあげたいと私は思っています。QOLの究極の場面です。家族がその価値観を共有するのか、それとも自分たちの価値観を優先させるのか、私の選択は前者です。しかし、命は何よりも尊いものです。敢えて命を縮める行為を許すのか・・。
姉の病気を通して、その家族たちが必死にもがいて、自分たちの価値形成をなそうとしています。
主治医もそれを共有しようと努力していただいています。頭が下がります。

桜の開花

20120401さくら通り開花千里の「さくら通り」の桜が4月1日に開花しました。毎年、この木の、この枝から咲き始めるのです。どのような理由によるものか、私にはよく分かりませんが、今年もこの木の、この枝から咲き始めました。異常気温など、自然環境の影響を受けながらも、毎年この枝が先頭を切って春を告げるのです。素晴らしい営みですね。
今年も15名の新卒者をはじめ、たくさんの職員が入ってきました。新入職員のための5日間セミナーが開催されています。どの職種のスタッフもいい顔をしているように見えますが、そう見えることと実際とが一致していることを期待しています。自分たちが患者さんたちの人生に影響を与える存在であることを肝に銘じて、しっかり取り組んでほしいものです。
新しい環境に馴染むのにはちょっと葛藤もあると思います。心の中では嵐が吹き荒れるくらいになったり、梅雨のようにどんよりした状態になることもあるでしょう。先輩たちは心を開いて待っていますから、遠慮しないで関わりを持つようにしてほしいです。桜の花言葉は清純、優美。その純粋な気持ちを育んでいけるような楽しい職場にしていきましょう。
それにしても先ほどの暴風雨は凄かったですよ。全国的な嵐で、帰省したスタッフが明日の勤務に間に合いそうにないそうです。でも、それをカバーしてくれる仲間もいますし、嵐はやがて静かになるものです。

27時間の出来事

3月30日金曜日、19時から「浜松リハビリテーションを考える会」で講演いたしました。それに先立って、16時から浜松に住んでいる姪とお茶を飲みながら楽しいひと時を過ごしました。この姪はとても活動的で感受性豊かな民謡家、そしてジャズ歌手の会社員です。10年ぶりくらいでしょうか・・。心をすっかり洗われました。
そしてナイトセミナー。なんとあの藤島一郎先生が司会ということでとても敷居の高いセミナーかと思っていました。しかし、藤島先生のお人柄をはじめ、お越しいただいた諸先生方のコメント、そしてお集まりいただいた170名程の方々の視線は敷居をグッと下げ、私自身、たくさんのことを学び、宿題もいただきました。20120330藤島一郎先生
日付変更線を越えてまで行われた藤島先生、宮崎先生たちとの交歓会では、いただいたご意見を「咀嚼」し、「嚥下」を楽しみました。たくさんの方々と摂食、いや接触することは大切なことですね。藤島先生と森下君に案内していただいてホテルにチェックインしたのが24:30。1:30過ぎに休み、朝5時に目を覚ましてちょっと宿題を。新幹線で大阪の自宅に戻ったのが10時。森下君、お土産はやはり「こっこ」にしましたよ。
11:40伊丹発のANAで熊本へ移動。着陸直前の阿蘇の景色を堪能して、8月5日熊本市民会館で開催される市民公開講座の打ち合わせを14:00から熊本上通りで。担当していただいた木村さん。お互いに驚いてしまいました。木村氏の奥様が熊本・八代の私の実家のお隣のお嬢様でした。アンジェラ アキさんのAgainではありませんが、近くではなくすぐ隣です。お互いの出身を話しているうちに「ええっ!」ということに。その後に開かれる当院スタッフの結婚披露宴のスピーチの組み立てがどこかに飛んで行ってしまいました。
さて、16:30、結婚披露宴です。とてもお世話になった熊本機能病院の米満先生、先輩の小川先生をはじめ、たくさんの方々とお話ができました。お隣にはF.B.でお友達の池田耕治先生もいらして、新郎河添君はその関係性を知っていたのか、と思うような席でした。さらにまた驚いたことが。池田先生の奥様は先日お越しいただいた池田由里子さんだったのです。
19時過ぎに会場を出て、熊本駅に向かう途中、夜桜がきれいな熊本城を観賞して27時間の幕が下りました。熊本市は今日4月1日から全国20番目の政令指定都市です。

沈丁花

20120329沈丁花朝、病院に出かけようとして車に向かっているとき、庭の片隅の沈丁花の花に目が止まりました。顔を近づけてみるとほのかな甘い香りが漂っていました。この季節、菜の花が快活、元気いっぱいに咲き乱れますが、軒下などでこそっと咲く沈丁花は、その文字からして沈んでしまいそうな対照的存在です。でも花言葉は栄光、楽しみ、信頼、青春の喜びだそうです。うーん、どういうイメージからの発想でしょうか??でも「信頼」は私も納得、です。陽光が当たらないような場所でも、毎年毎年、春の始まりを告げてくれる沈丁花だからこそ信頼に値するものだと思います。
信頼を得るということはとても難しいことです。相手、周囲、あるいは社会が求めていることに着実に応えていくことは簡単なことではありません。それぞれの価値基準が異なりますから要望は多岐にわたります。一律に応えることなど、到底無理なことです。今の国会をみていると国民の要望が多岐にわたるというよりも、それに応える議員の価値基準がバラバラで、それをまとめ上げる指導力もなければ、有言実行する力もない。そのような世界で信頼という言葉は存在しません。
「有効な組織」であるためにどうすべきか。方針を明確に組織の構成員に伝え、矛盾を作らず運営し、構成員自らがそれに向かって積極的に活動する環境を提供する必要があると考えています。そして個別性を尊重しながら、根拠のあるリハビリテーションサービスを展開する組織でなければなりません。そこに「信頼」ということばが存在します。
病院という組織も、患者さんを中心としたリハビリテーションチームという組織においても、有効な組織として存在しているか、常に問いかけてみる必要があります。

福寿草

自然をたたえ、生物をいつくしむことを趣旨として制定された春分の日。仏教では宗派を問わずお墓参りに出かけます。昨年は親、兄、姉と不幸が続きましたし、お墓参りに行かなければならないのですが、今日は遠く千里から合掌することにしました。20120319福寿草
札幌ではお墓はまだ雪の下にあって、墓地の水道も4月末まで使えないところさえあります。そのような雪国でも春の足音は確かに聞こえてきました。札幌の自宅の庭では雪の中で福寿草が咲きました。3月19日-3度。雪が舞う中で、今年最初の開花です。
自然は偉大ですね。その自然の中で生物たちは自らの義務を確実に果たしていきます。人間たちに邪魔をされながらも、必死で義務を果たそうとします。そして人間に喜びを提供してくれます。いい加減な私とは大違いです。
人間の愚かな行為によって人間も、他の動植物たちも、この1年間大変な状況でした。これからさらに何十年もその影響は続きます。そして、また同じことを繰り返そうとしています。地球は人間だけのものではありませんし、ある大国だけのものでもありません。
あの日から1年、春分の日にあたって、自身の価値観を再確認しておこうと思います。

Peach

20120319Peach好奇心旺盛な私は今日「Peach」に乗ってきました。空の旅を低料金の身近で気軽なものに、そして斬新でかわいらしさとクールさ、楽しさを前面に出した日本初のLCC、関空拠点の航空会社です。全日空が筆頭株主で社長も全日空出身の井上慎一氏。
桃は若々しさ、活力、長寿、繁栄、幸せを現わす果物で、花言葉は天下無敵、チャーミング、私はあなたのとりこ、です。なるほどいいネーミングですね。
今はハイシーズンですから関空~札幌便はANAやJALではチケットの割引がなく43500円。Peachでは設定はいろいろですが、4780円~14780円くらい。就航記念の250円はともかく、3月3日~5日発売の「桃の節句」キャンペーンでは3300円の設定でした。私はANAのメンバーですが、この違いは大きいです。
安全運航を第一にしているだけあって中古ではなく新造機のAirbus A320-200。その方が整備費もいらなくてコストがかからないのだそうです。客席を増やしたため前後幅がちょっと狭いということですが、特に脚をコンパクトにしている私には余裕がありました。
キャビンアテンダントのホスピタリティーは良好。ロングのヘアスタイルは大手のように団子にまとめたものではなく、ポニーテール。笑顔も普通の素敵なスマイル。挨拶も深いお辞儀ではなく、軽い会釈です。クリームペンネパスタをお箸でいただきましたが、お味はなかなかでしたよ。お値段はお楽しみということにしますが、閉店間際の4割引きという楽しい販売もあります。
とても居心地のよいPeach初フライトでした。今年の誕生日のプレゼントに乗った787も素晴らしかったのですが、目的地に行くことだけを考えるとPeachは魅力的ですね。この斬新さとホスピタリティーは千里リハビリテーション病院でも学ばないといけません。
CAの白石さんに了解をいただいて、写真をアップさせていただきました。