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吉尾雅春ブログ

サバダバダ

201005おけいさば

私は12人兄弟の末っ子。長姉と私とは24歳も離れていますし、私には年上の姪もいます。父も母も私が小さい頃に脳卒中で亡くなりましたから、生活も大変でした。兄弟姉妹で塩鯖1匹をおかずにしていただいた夕食のことが忘れられません。その頃に食べたこともない鯛の尾頭付きを見ても感動しませんが、鯖を見るともうダメです。動揺を隠すために「サバダバダ、サバダバダ」なんて言いながらいただくのです。

3週間ほど前に書いたブログにasukaさんという方からいくつかコメントをいただきました。その中にasukaというお名前の由来を書いてありました。お母様のお腹から出てくるのが1週間ほど遅れて、ご両親が「明日か、明日か」と思いながら待たれたからだと。

私の「雅春」は長姉の夫・雅久に父が頼んで一字をいただいたものらしいのです。必然的に、私は小さいときからずっと内科医である義兄の存在を意識しましたし、この方面に進んだのも「脳卒中」にも関わる仕事らしいという彼からの情報がきっかけでした。人間は何かに影響されて今があるわけですが、私の人生はもしかしたら生まれたときから今を予見できていたのかもしれません。

名古屋のおけい鮨でいただいた五島の鯖の味は最高でした。心でサバダバダと言いながら。

コメダ珈琲

201005コメダ常滑で初めていただきました、コメダのシロノワールと名古屋名物小倉トースト。このあり得ない取り合わせが凄い。トーストにマーガリンと小倉あんをたっぷり塗って食べる。あんパンは大好きですが・・・。でも食べてみると、これがいけるのです。

シロノワールは温かいデニッシュ風のパンケーキに冷たいソフトクリームを載せたという奇想天外さ。これまた、やみつきになりそうな。珈琲店であることを忘れてしまうほど、シロノワールに気持ちが傾いてしまいました。

ところで、シロノワールってどこのことばなのでしょう? ピノノワール(黒いぶどう)ならば知っていますが。コメダさんはお遊びが好きですね。シロは白。ノワールは黒。温かくて黒いデニッシュ(黒に見えますよね)に冷たくて白いソフトクリーム。あり得ない組み合わせが人の感動を呼び、意外性の中に新しい発見があるのです。

噂では、千里リハビリテーション病院の近くにコメダ珈琲店ができるそうですよ。

シンボル

201006羊蹄山北海道にはシンボルと言えるものがたくさんありますが、羊蹄山もそのひとつ。写真は昨日、タケノコ採りにニセコに行ったときのものです。大自然の中にはたくさんの恵みがあります。特に羊蹄山の湧き水は積もった雪が40~50年かかって湧き出してくるのだそうで、味も格別です。冬には羊蹄山を正面に見ながらニセコを滑ります。世界は自分を中心に動いているような気持ちになります。
今年のニセコは残雪が多く、タケノコには少し早かったのですが、そのような中で汗びっしょりになって見つけたタケノコは味も格別。千里のシンボルのタケノコとは違ってクマザサのタケノコ、親指よりも少し太めです。皮のまま焼いたり、お味噌汁の具にすれば最高です。
千里リハビリテーション病院のシンボルは亀。鶴と亀で表現される縁起物と、ウサギとカメの話のような人間の生き方を表現しています。ゆっくりでもいい、しっかりと社会に戻ってください、というメッセージを託しています。

焼き穴子

201005森海あなご5月27~29日、岐阜市で日本理学療法学術大会が開かれました。私もシンポジウムと講演の予定がありましたので参加してきました。学術大会が分科会化していく第1回目のトライアルでしたから、運営の方々も大変なご苦労であったと思います。
大会が終わってから田村哲也君と二人で犬山城を遠目に見物して、何度か姉夫婦に連れていってもらったことのある森海(しんかい)というお寿司屋さんに行ってきました。森海さんのお寿司はどれも美味しいのですが、特に焼き穴子は格別。思い出しただけでもう・・・。
田村君は脳のシステムにこだわりながら日々努力している千里リハビリテーション病院の成長株のひとりです。脳のシステム障害を理解しながら患者さんに迫っていくことはとても大切なことです。患者さんが学習していくためにはよい学習環境や快刺激あるいは成功体験などのご褒美が必要だと思います。だから田村君にも焼き穴子をおごったというわけでもありませんが、田村君は自身の成長を自ら感じ、次のエネルギーにしているのです。

奥出雲

201005奥出雲そば奥出雲と言えば蕎麦、仁多米、仁多牛、八岐大蛇、そして松本清張の砂の器。

私は蕎麦が大好きですが、奥出雲の蕎麦は決して飾らず素朴で、食べ方も質素。それが嬉しい蕎麦なのです。砂の器に出てくる亀嵩(かめだけ)の駅舎にある蕎麦屋さんでいただきました。

松本清張の小説には「動機」がドロドロした感じで表現されていると私は感じています。それを引きずりながら生きる人間模様がとても辛く、そして引きつけます。

私たちが仕事で関わる人たちもそれぞれの人間関係をもっておられ、それは千差万別。それぞれに合わせた対応が求められますが、他人には触れて欲しくないことや気づいて欲しいことがあります。見えない心を察知していくことの難しさを感じます。

せとか

2010せとか2この冬、柑橘類で最も美味しくいただいたのが写真の「せとか」でした。他にも新種の美味しいものがいくつか出ていて、来シーズンが既に待ち遠しい気持ちになっています。
せとかは長崎県島原半島にある農林水産省口之津研究所で生まれた品種だそうで、九州各地や愛媛、広島などのせとかを果物屋さんで見かけました。表面はツルツルで鮮やかなオレンジ色。中身も糖度が高くてジューシーで、こんな美味しいみかんがあったのかと感動するほどの、それはそれは食べやすくて香りの良い美味しいみかんなのです。
でも、気になったことがありました。産地のせいなのか、店頭に並んでいるものの大きさにばらつきがあり、それに合わせるように、同じせとかとは思えないくらい味の違いがあるのです。それは価格にも反映していて、1個300円くらいから写真の値段くらいのものまでの開きがあります。米もそうです。同じ品種でも生産地が異なると味が変わり、代を重ねる毎になんとなく美味しさがなくなっていきます。
こうしてみると、名前は品質を保証しない、ということが言えます。千里リハビリテーション病院という名前でスタッフひとりひとりの品質が保証されているわけではありません。でも、外に出ると、「ああ、千里リハビリテーション病院の・・」ということになります。
たまたまその1個がまずいせとかだったとき、本当はとても美味しいせとかまでもがまずいというレッテルを貼られてしまう可能性があるのです。

GReeeeN

2010目に青葉目に青葉 山ほととぎす 初鰹(目には青葉 山郭公 初松魚)。江戸時代、山口素堂の俳句です。括弧の中が本当の句ですが、「郭公」は今はカッコウ、江戸ではホトトギスだったそうです。字余りも含めて、現代風にremakeされたものです。
新緑がきれいですね。私は緑が大好きで、私のシンボルカラーです。緑は目によいと言われますが、医学的根拠はないそうです。でも、私は木々の緑を見ていますと、目も心も落ち着きます。
緑は英語でgreen。新鮮、若い、未完成、成長、安全、合格等の意味を含むそうです。日本では緑と青が同義的に用いられることがあり、若くて未成熟な人を「青二才」と言ったりします。逆の見方をすると、未完成故にこれからの成長に期待できることもあります。成長していく先は未知の世界です。
「安全」というイメージで用いられているのが非常口の緑の誘導灯です。また、日本では「非常口」と言いますが、中国では「安全出口」と言います。正にイメージ通りです。ちなみにアメリカでは赤で「EXIT」、緊急性を表す赤で出口と書いてあることが多いようです。飛行機の中もそれに倣っているみたいですね。
GReeeeNのSOHさんが今春の歯科医師国家試験で合格され、4名全員が歯科医師のグループになりました。「e」が4つあるのはメンバー数、greenの持つ上記の意味をイメージしつつ、「e」を「イー」と発音したときのスマイルを届けられるような存在でいたいということだそうです。
千里リハビリテーション病院のスタッフ達も、このGReeeeNの想いを受け止めて精進して欲しいと思っています。そのようなことを考えながら、GReeeeNの「キセキ」を何度も何度も聴いて通勤しています。

川下り

2010菊池船頭先日、岩手に行ってきました。岩手には人間味あふれる大好きな仲間達がいます。彼たちに案内してもらって奥州平泉界隈を観光しました。鎌倉を中心とした複雑な人間模様によって思惑に揺れ動いた時代をもつ地方です。やはり歴史は重いと感じます。
北上川支流の砂鉄川にある猊鼻渓(げいびけい)の川下りを楽しみました。「川下り」なのに舟に乗って猊鼻岩まで「川上り」をしてから、出発点まで川下りをします。圧倒的に川上りに要する時間が長いのです。舟底が川底に着いてしまうのではないかと心配するほど浅い川でしたが、船頭の菊池さんは「念のため言っておきますが、今は川を上っています。」「私はベテランです。もう一言付け加えますと、大ベテランです。ただそれだけです。」とボソッと言って皆を楽しませてくれるのです。どこかの接遇セミナーではあり得ないような話の連発で、とても印象の良い川下り?でした。その証拠に「菊池○○○」さんという船頭の名前を覚えているくらいですから。
形だけの関わりでは特に印象に残りませんが、心に迫るようなメッセージを投げかけていただくと、その存在はとても大きな影響過程をなします。

熊の糞

2010熊の糞今年もゴールデンウィークに北海道の山に山菜採りに出かけてきました。一番のねらいは行者ニンニクです。天ぷらや酢みそ和え、醤油漬け、あるいは他の野菜などと炒め物にしていただくのが最高です。さほど深い山ではないのですが、行者ニンニクの側にはご覧のようなヒグマの糞?や足跡がありますから、大きな声で歌ったり、鈴を鳴らしながら山を歩きます。エゾタヌキの糞かもしれませんが、山に入っている者はヒグマの糞だと思い込んでしまいます。
ヒグマは決まった場所で糞をする習性があるそうで、溜め糞と言います。古い糞は粉状にくだけ、少し古い糞は白い固まりになり、新しい糞は黒くて柔らかく、糞だまりの風下に行くととても強い臭いが漂っています。おそらく自分のテリトリーを主張しているのでしょう。
彼らは人里には出てこないようです。むしろ私たちが彼たちのテリトリーを犯している立場ですから、ヒグマの食事時間を外して行儀良く振る舞い、最小限の収穫で退去しなければなりません。毎年、お邪魔している山のルールです。専門職者のテリトリーもどうあるべきか、考えさせられます。

ハナミズキ

2010ハナミズキ2空を押し上げて手を伸ばす君・・・百年続きますように。大好きな一青窈の歌「ハナミズキ」です。
ハナミズキの花言葉は「私の想いを受けてください」です。1912年に東京からワシントンD.C.に桜が贈られた返礼として1915年に贈られたのが日本最初のハナミズキなのだそうです。写真は赤いハナミズキですが、赤いのは花ではなく総苞、つまり花びらを支えている外側の部分で、その中央に小さい花がたくさん集まっています。近くに寄って、よーく見てみてください。感動しますから。花が終わるとその小さな花1つずつが空に向かって実になるのです。
昨夜、今年度採用者の歓迎会がありました。115名の参加者で、職種の垣根を越えてとても賑わいました。全体の雰囲気はいいなあと感じました。病院の建物がハナミズキの総苞で、とても綺麗に見えています。ひとりひとりはその中の小さな花に相当します。それらの花は果たして実を結ぶのでしょうか?もちろん結んで欲しいと願い、そのための援助も教育も惜しまないつもりです。
でも最近、ちょっと不安に思っています。ハナミズキの枝が花を空に向かって押し上げきれていないと。それは枝自身の問題か、幹や根の問題なのか、吸い上げる水や栄養がよくないのか、吟味しなければなりません。危機管理能力の向上に伴い、綺麗な花を百年続けて見られるように、システムを見直してみる必要を感じています。