
またまた前回から1か月も経ってしまいました。書きたいことがたくさんあるのですが、ちょっと優先順位を下げて、急ぎ処理しなければならない課題を先行させています。もうしばし、というところですが。
さて、毎年8月最終の金、土、日は三重県四日市市で日本理学療法士協会主催の講習会を開いています。今年で10回になりました。他で開催しているセミナーで何度かお見かけしているお顔も複数ありましたが、北海道から鹿児島まで、全国の熱心な参加者で盛り上がりました。解剖学的な視点から構成したこの講習会のメッセージは「原点に戻れ」ということです。基礎を大切にして、科学的根拠をもって評価治療に当たること。しかし、一方で対象者の基本的人権、社会科学的な側面をしっかり包含した取り組みを心がけることなどをお伝えしています。
私の出身は肥後熊本県。江戸時代の前は隈本という地名で、現在の熊本市内は阿蘇山からの湧水で湿地だったそうです。そこを治めた加藤清正は農民から特別な年貢を上納させることなく湿地を改良し、城を造り、地名も勇壮な熊本にして今の熊本市の基礎を造りました。土木の神様のような武将です。安土城、大阪城、そして写真の名古屋城の築城を担当したのも加藤清正です。加藤清正の基礎がしっかりしていたからこそできたこれらの名城。特に石垣の素晴らしさには目を見張るものがあります。
加藤清正は参勤交代の帰りに信州松本城に立ち寄っています。城主石川家長から2頭の馬を差し出され、好きな方を1頭持って帰るように言われたとき、「石川殿のような目利きではないので、2頭ともいただいてまいります」と返した知恵者。言うなれば見事な臨床家でもあったのです。
加藤清正は県民に「清正公(せいしょこ)様」と神様のように呼ばれています。


梅雨が明けました。



なるほど、宮崎の学会がなんとか無事成功裏に終了したわけがここにあったのです。小さい頃、「神様が見てるよ」と言われた経験があります。あの「トイレの神様」だってそうです。自分たちが誰のために、何のために存在しているのか、常に考えておかなければならないと思います。私利私欲、利己主義的な考えによらず、他者の存在を大切に思える人間でいたいと思います。宮崎のスタッフたちを見ていて熱いものを感じました。