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2010年 のアーカイブ

紅一点

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万緑叢中紅一点、緑の草むらの中にただひとつ紅いザクロが咲いている、という詞からきているそうです。現在では多くの男性の中にひとりだけ女性がいることや、一際目立つ存在であることを意味しています。

札幌の自宅で無農薬のりんごを育てています。今年は夏の暑さのせいでしょうか、ほとんどが害虫に喰われてしまいました。無事に育った「ふじ」の写真を撮ってみました。不思議な写真に見えませんか? 緑の中で浮き出ているりんご、紅一点。

開院後3年経過した今、千里リハビリテーション病院がただ目立つだけの存在ではなく、確かな根拠をもった存在になるために、いよいよ真価を問われるときが来たと思っています。

小熊座のスター

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往年のスタープレーヤーを思い起こさせる投球フォームでしょう? 小熊(おぐま)さんという方のボーリングのフォームです。

先日、福島市に伺いました。怖がっていないで、禁断のリンゴを食べてみようよ、というグループ(Q.o.A.A.)のセミナーでお話をさせていただきました。その懇親会の二次会で深夜のボーリングを楽しみました。参加された方々がとても積極的で、その象徴的存在がこの小熊さんでした。私よりもほんの少し若い方ですが、その積極的な姿勢がこのフォームに集約されていると私は思いました。

学ぶということは受動的態度では本来的ではありません。より主体的積極的活動であると思います。今までの常識にとらわれず、何が真理か、積極的に対象に迫って考えてみることが大切であると、セミナーの小熊さんは教えてくれているようでした。

9月に退院された患者様のご家族より

大変お世話になりました。

入院当初は歩く事も車椅子も無理と言われていましたが、

ここに入院してからは日増しに元気になり、

以前の様にはいかないけれど、機能も回復しました。

本当にありがとうございました。

家族様からのお便り

退院をされた患者様のご家族から頂きました。

”前略  突然のお手紙をお許し下さい。

治療を行った病院で「寝たきりになる可能性もある」と宣言を受け、リハビリを受け始めました。当時の不安と絶望感は大変大きく、暗黒の宇宙に投げ出されたような暗澹たる思いをしておりました。リハビリ入院期間も制限がある中受け入れ先がなく困惑していました。新しい理念に基づいて作られた病院という事でしたが、従来からの病院しか知らない私達には不安もありました。10日ほどは違和感を感じておりましたが、医師の先生に細かに対応していただき、作業療法士の方も病室の環境設定など夜遅くまでしていただいたことなど病院側のやさしく親身な対応が私達の不安を払しょくしていきました。

個室でトイレ等も清潔に保たれていることもよかったと思います。入院費は決して安いものではありませんが回復するためには惜しくありませんでした。

家に帰ってきた事はうれしい半面、様々な不安なことがあり緊張した日々を過ごしましたが歩行のほうはかなり安定しました。本当に貴病院のおかげで絶望の淵から8割以上の回復をさせていただきました。貴病院のスタッフの献身と親身が回復の大きな力となりました。本当にお世話になりました。まだ越えなければならない壁はあり、不安なことも多々あり、その前でたじろぐことも多いですが、希望をもって頑張らねばと思っています。また助けていただくこともあると思います。

理事長先生が掲げておられる千里リハビリ病院の理念は正しいと思います。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。”

頂いたお便は、とても長いもので抜粋させていただきました。私達スタッフも「頑張らねば!」と思う内容がたくさんあり病院の理念に沿って頑張っていきたいと思います。本来、またお手伝いできれば・・・という事はあってはいけないことですが、何かお役に立てることがあればいつでも相談してください。これからも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

そば

20101016更科新蕎麦が美味しい季節です。先週、長野県の諏訪に行ってきました。上諏訪駅に降りてすぐ向かったのはもちろんお蕎麦屋さん。「更科」というお店で、信州ならばまずは更科蕎麦をいただく、というのが私の蕎麦道。本当は田舎蕎麦が好きなのですが、信州の更科蕎麦には芸術性を感じるのです。「更科」さんの更科蕎麦はお見事、格別でした。

6月21日のブログは「サバダバダ」というタイトルでした。その中に両親が脳卒中であったことを紹介しました。両親が脳卒中であれば、子供もその可能性が大であることは動物実験でも証明されているのですが、食生活などで工夫をすれば脳卒中になる可能性は大幅に減少します。日本でもその努力が実っています。私の両親が脳卒中になったのが53歳ですが、まだ脳卒中になった兄姉はいません。長姉は81歳です。やはり食生活は大切ですね。

私のサバダバダをご覧になった方が、「韃靼蕎麦茶」を届けてくださいました。蕎麦の中でもとびきりルチン含有量の高いものですが、高血圧によいのだそうです。

脳卒中になられて長い間寝たきりになられたお母様が「人間を取り戻せたのは千里リハビリテーション病院の取り組みのおかげであり、ひとりでも多くの方々にこの幸せを与えて欲しい。だから副院長には1分1秒でも長く健康であってほしい」という内容のお手紙を添えていただきました。文字にすることができないくらい感激しました。ありがとうございました。

曼珠沙華

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Manjusaka、サンスクリット語で仏教由来の花です。和名では「彼岸花ヒガンバナ」が正しいのですが、曼珠沙華と彼岸花とを並べると曼珠沙華の方がなんとなく正しいように思えてしまいます。天界で咲く曼珠沙華は白く柔らかい花だそうですが、地上に舞い降りてくる曼珠沙華はなぜか赤になるのです。何かよいことが、おめでたいことが起こる予兆だそうです。ジャンボ宝くじを買うべきか・・・。いやいや、そういうことではないですね。

全国ほとんどの地域で見ることができますが、大阪では今年はちょっと遅めの開花だったように思います。人里に咲くもので、畦道や土手、それとお墓に多く植えられています。球根ですから、種子が風に乗ってあちこちに咲くというものではありません。始まりは中国から運ばれたものだそうですが、根の毒をミミズが嫌い、モグラやネズミもそこに棲み着かないとか。古人たちはしっかり考えていたわけですね。

花ことばは「独立」、「想うはあなたひとり」。花と葉とが同じ時期に一緒に地上で見られることのない相思花だからでしょうか。あなたのことを想いながら私は頑張っています、ひとり孤独でいるようで、実は見えないところでご家族や友人たちが支えていますよ、ということなのでしょう。

曼珠沙華を見て、あなたは何を思いますか?

退院された患者様より

この病院に入院することを決めたのは、

豊かな環境で手厚いケアをされていると感じたからです。

すばらしい回復期医療の病院だと思います。

医師、その他スタッフが全員一歩前に踏み込んだ姿勢での仕事振りに

仕事の種類を越えて共感を持ちました。

完成度

2010ミニトマト

トマトを2つ積み重ねているわけではありませんよ。いわゆる双子のミニトマトです。たまたまイエローミニトマト2つがくっついてしまったもので、その間にあるヘタがいかにも首に緑の蝶ネクタイでもしているかのように見えますよね。ときどき双子のミニトマトができますが、ここまでの完成度はなかなか。

自宅でもミニトマトを栽培しています。最近では甘いフルーツトマトが人気で、赤い「あいこ」という細長い品種が美味しくていいですね。木なりの完熟トマトを洗わずにそのまま口に放り込むのです。気候や畑の場所、土壌などによってその味は異なりますが、このようなトマトを作り出した人たちの努力は相当なものでしょうね。何年も何年もかけて品種の完成度を上げていく。そこには偶然という産物もあるのでしょうが、夢を現実にしていくための方程式を組み立てながら年月を重ねていくわけです。

ところで、私たちにはリハビリテーション医療の専門家としての方程式は果たしてあるのでしょうか? ただバタバタと動き回っているだけのようにみえませんか?

ことば

20100908ことば先週、水曜日に伊勢に行ってきました。お伊勢参りに出かけたのではありません。2つの施設を訪問したのです。その法人の会長から心にグッと迫るお話をたくさん伺うことができました。ありがとうございました。
写真はその施設の各所にあった標語です。一緒に出かけていた介護福祉士とことばの重さを思いながらカメラを向けたのでした。
8月20日の「ひとそれぞれ」でご紹介したある患者さんのご家族からお手紙をいただきました。「父はリハビリが嫌いなのではなく、病院生活が嫌いなのです。早くお家に帰りたい!お家で生活がしたい!という思いが強かったから私たちは受け止めたのです。」とご説明がありました。
ご家族のお父様への強い思いは、これまでのお父様ご自身のご家族に対する熱い思いやりのお返しでもあります。とてもとても素敵な方々と熱い想いをもってリハビリテーションに取り組める幸せをいただき、心から感謝申し上げます。

百日紅

201008サルスベリ

百日紅です。「サルスベリ」と読みます。「ヒャクジツコウ」と読んでも間違いではありません。7月から9月にかけて咲く花期の長い落葉樹です。紅系の花以外にも淡紫や白色もあります。白色の花では百日白と書いて「ヒャクジツハク」とも言いますが、やはり「サルスベリ」と読みます。幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、ツルツルした樹皮が表面に表れてきます。猿が登ろうとしても滑ってしまうのでしょうね。

ツルツルした幹に紅い花を誇らしげに咲かせているサルスベリは真夏の象徴です。記録的猛暑の大阪では昨年よりもたくさんの花を咲かせていますが、寒い北海道には向かないのです。確かに札幌の住宅街を散策しても百日紅はありません。しかし、今年の札幌は真夏日が60年ぶりくらいに20回を数えたそうで、幹が風邪をひきそうな冬さえなければ百日紅がとても似合う夏でした。201008百日紅

百日紅の花言葉は敬愛、不用意、雄弁。花言葉は見事なまでに花の特徴を捉えていると思います。私たちは患者さんおひとりおひとりをしっかりと受け止めることができているでしょうか。にもかかわらず、不用意なことばを発したり、準備不足のまま接していないでしょうか。百日紅のような木であってもきちんと登れるように、日々精進しなければなりません。