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2010年 のアーカイブ

感謝

8月29日日曜日の夜中に、久しぶりに腓返りを体験しました。金、土、日の3日間、理学療法士講習会が三重県四日市で開かれ、講師として立ちずくめであったために疲労したのでしょうか。ちょっと年を感じてしまいました。

この講習会を始めて9年になります。三重県の方々には大変なお世話になり、心から感謝しています。毎年、全国から熱心に参加していただいていますので、その熱意に負けないように、毎年バージョンアップするよう心掛けています。そうしているつもりです。今年もそのようにしたつもりです。そうすることが私の成長にもつながりますから。私もまだまだ成長しなければならないのです。受講された方々はお土産をしっかり持って帰っていただけたでしょうか?

昨年までは30名定員で開催しましたから、2日目には全員のお名前を覚えてセミナーでのやりとりをしていました。しかし、今年は50名定員にしたため、全員のお名前を覚えるのがなかなか難しくて、申し訳ないことでした。2010こっこ2

お土産と言えば、こっこ、こっこ。以前、紹介した静岡銘菓「こっこ」をいただきました。何故か、妙に美味しいのです。Nさん、ありがとうございました。

朝顔

201008オーシャンブルーとても不思議な色でしょう?琉球朝顔・オーシャンブルーという品種です。琉球朝顔ではありますが、この朝顔は北海道千歳の温室で育ったものです。朝は正にオーシャンブルーですが、昼頃には写真のように赤紫色が入ってきて、夕方には全てピンクになって花を閉じます。琉球朝顔は一般的にみられる朝顔と違ってもともと野生種で、種子をつけないので挿し木で増やしていくのだそうです。

朝顔の花言葉はいくつかありますが、取り敢えず「はかない恋」だけ紹介しておきましょう。英語でJapanese morning gloryと言います。日本で盛んに品種改良されて多くの朝顔が生まれたからです。しかも品種改良の歴史は江戸時代に遡ります。朝顔の品種改良はメンデルの法則そのものによりますが、鎖国政策をとっていた江戸時代の文化や科学の発達は世界を凌ぐものを持っていたということになります。素晴らしい事実なのです。

外国の○○法もいいですが、私たち自身の知識と能力で独自の世界を切り開いていく努力も大切なことだと思っています。自己実現のためにも、です。

ひとそれぞれ

2010めい愛犬メイです。チワワですから2kgほどしかありません。家に帰ると、リビングルームを飛び回って大歓迎してくれます。当然のように脚にも飛びついてきます。そうなると抱っこしてあげることしか思いつきません。ところが、それは許してくれず、逃げ回るのです。外出するときも連れてって、とせがむのに、抱っこは拒否します。なのに散歩は嫌いです。とにかく遊ぶのが好き。ボールをくわえてきて一緒に遊ぶことを求めます。投げたボールをキャッチして持ってきたり、伏せをして鼻で打ち返して私とキャッチボールをしたり。猫じゃらしみたいなことが大好きです。

先代のチワワ・ランはそのような遊びには一切興味を示しませんでした。逆に抱っこが大好きで、散歩は何よりも好きでした。

この違いはDNAでしょうか??理由が私には分かりません。

私が画像と現症を拝見したとき、疑問に思った患者さんがいらっしゃいます。脳卒中の再発の方ですが、私の判断を大きく下回る状況にあるのです。たまたまご家族とお話をする機会があり、その中で、「父は病院でリハを受けるのが大嫌いで、最初の脳卒中のときは家で家族がやったのです」ということでした。どういうことがあって大嫌いになられたのか分かりませんが、そのリハ科の借金を同業者としてお返ししていかなければなりません。独自にやり抜いてこられた患者さんご自身と、共に歩んで来られたご家族の思いが少しでも満たされるように、私たちは最大限の努力をしなければいけません。病院でリハを受けるのが大嫌いであるにもかかわらず、今、ここにいらっしゃるわけですから。

患者さんやご家族それぞれの思いはそれぞれによってまったく異なりますが、それぞれを大切にしたいと思います。

ごま2世

私は熊本の八代高等学校の出身です。後輩には呼吸理学療法で著名な宮川哲夫氏やソフトバンクの秋山幸二監督がいます。高校では生物研究部に入っていまして、昆虫を集めたり野菊の研究をしていました。自然に恵まれた田舎に住んでいましたから、対象になるものは豊富で、それらと戯れていました。

信じがたいことかもしれませんが、神戸に住んでいたとき、しばらくの間、部屋で1匹の「ハエ」と過ごしたことがあります。蛍光灯に留まっているところに指を差し出すと、ちょこんと乗っかってきました。そして両方の前足をこすり合わせるのです。なんともかわいい仕草で、「ごま」という名前を付けました。仕事から帰ったら、部屋のどこかにいるごまを呼んで遊ぶのが楽しみでした。201008ごま2世

先日、お盆休みに北海道に帰ったとき、千歳の姉宅を訪ねました。農業を営んでいますから、ハエは家中を飛び交っています。またまたなついてくれました。名前は「ごま2世」。姪が「叔父さんのハエの話は本当だったんだ」と驚いていました。ハエはいったい何を感じて私に寄り添ってくるのでしょうか?

夏まつり

夏まつり長野県の松本に行って来ました。ちょうどその日、街は「松本ぼんぼん」という夏まつりで賑わいました。老若男女問わず、街中を賑やかに踊り歩きます。決して華美過ぎることはなく、皆さんが手作りで祭りを盛り上げているという印象がありました。

踊り子として病院スタッフが200名も参加される大変なときに、あの相澤病院を核とした中信地域連携リハビリテーションセミナーにお招きいただき、装具療法についてお話をさせていただきました。最近、特に長下肢装具の使い方についてお話をする機会が増えてきましたが、会場いっぱいの参加者の反応を見ていて、セラピストの装具に対する受け止め方が少し変わってきたように思います。30年以上も前にどなたかが「装具は動きを止めるための道具だから使用は控えるべきだ」とおっしゃって以来、誤った世界が蔓延ってしまいました。

そのお祭りはもう終わりにしましょう。その幕を閉じるための努力を進めていきたいと思っています。

抜け殻

2010抜け殻今年の夏の暑さは半端ではないですね。各地で水害をもたらした梅雨が明けたその日から真夏日の連続。35度は当たり前の世界。この異常気象は偏西風の蛇行によるものだそうですが、このまま地球はじり貧なのでしょうか。

6550万年前に惑星の一部が地球に衝突して起きた地球全体の火災、大津波、そして極寒の世界。それまで地球上を支配していた恐竜たちは絶滅しましたが、恐竜が地球を壊したわけではありません。現在の地球の異常現象は明らかにヒトの責任。いつか地球が抜け殻のようになってしまうのではないかと危惧しています。

蝉にも何の責任もありません。やっとの思いで地上に出てきて、殻を破って外に出てみたら、予想以上に暑くて、「暑いなあ、暑いなあ」と朝早くから蝉の大合唱。そのような真夏の太陽の下で、千里リハビリテーション病院の患者さん達は元気に屋外歩行練習をなさっています。

あってはならないこと

最近、私自身が火の車で、なかなかブログに向かうことができなくなっています。しかし、病院のことでいくつかご指摘いただいていることがありますので、少し触れておきたいと思います。

医療に携わる者にとって、あるいは職業人にとってあってはならないことが目に付くということは、やはりあってはならないことなのです。どの職種であってもあってはならないことなのです。それはどのようなことか、言うまでもなく、あってはならないことなのです。個々人で考えてみる必要があります。難しい話ではありません。しかし、プロ集団ですから厳しい話です。

先日、仙台に伺い、脳卒中の患者さんをよく担当している方たちと食事をしながら遅くまで語り合いました。真剣に患者さんに迫っている阿部さん(右から3人目)たちの態度はあるべき姿だと思います。倫理的にも専門的にも、あるべき姿を求めなければならないのです。

2010仙台で

風邪のたより

20100701A風邪をひいてしまい、しばらくの間、ブログをお休みしてしまいました。

7月11日に大阪府理学療法学術大会がグランキューブ大阪で開かれ、「ケーススタディーのすすめ」という

タイトルをいただいて講演いたしました。朝一番の講演にもかかわらず、大勢の方々に参加いただき、とてもありがたいことでした。

会場に入場してこられる方々の中に、ひとり気になるご婦人がいらっしゃいました。私の年齢とさほど変わらないくらいの方でしたが、どうも理学療法士ではなさそうに思えたからです。

私の講演の次のシンポジウムが終了して、会場の後方に立っていると、そのご婦人が声を掛けてこられたのです。確かに理学療法士ではありませんでした。では、なぜにわざわざ学会にお越しになり、また、私にお声を掛けられたのでしょう・・?

写真は琉球沖縄から訪ねてこられた理学療法学科の学生Aさんです。とても楽しい学生さんで、なんと「背臥位から起き上がるときの主動作筋は常識的に言うと腹直筋かもしれませんが、腸腰筋かも」と答えてくれたのです。世の中の95%以上の理学療法士たちが腹直筋と答えるのに嘆いていた私はとても嬉しくなって、このニュースをブログに載せてもよいか、写真を添えてもよいか、許可をいただいた上で、早速、皆様にお知らせしようと思ったのです。そうしたら、私が風邪をひき、仕事も忙しくなって、ブログが中断してしまったのです。やっと、ここに紹介できました。

でも、それがよかったのでしょうか。そのご婦人は、学生Aさんのお母様だったのです。

心遣い

全日空寄席で立川志の輔さんが日本語のおもしろさについて語っていました。同じ意味なのに、言い方によってその人の心遣いがわかる、と。

「それ、老眼鏡か? もう、老眼鏡をかけるような年になったんだなあ。」

「それ、読書用か? いろいろ読むようになって、目も疲れるようになったんだなあ。」

「AさんよりもBさんがきれいだ。」と言うとAさんは救われませんが、

「Aさんにも増してBさんはきれいだ。」と言えばAさんは生き残れます。

実は大した意味でもないのに、四字熟語を使える人は賢く見えます。中身は一緒なのに、平たく言えば聞こえが違うこともあります。

「この企画、どう進めたらいいでしょうか?」 「いいんじゃない、臨機応変で。」

「この企画、どう進めたらいいでしょうか?」 「いいんじゃない、行き当たりばったりで。」

20100629くちなし日本語は奥が深くて、とても難しいのですが、それは文化の多様さの結果なのだろうか、と思います。地域でも違いますし、職業によってもことばの使い方が違います。たとえば、「橋」を一般の方々は「はし」と言いますが、医学系の人たちが同じような意味で脳の一部に使うときは「きょう」と読みます。医学に通じる人たちは立場の違い(偉いと似ているところが気になりますよね)を表したかったのでしょうか・・・。そのような心遣いよりも、私たちが不用意に発することばで患者さんやご家族を混乱させたり、失意のどん底に突き落とすことのないような配慮をしたいものです。

クチナシの花の季節です。学名はGardenia jasminoides、ジャスミンのような甘い香りがとても好きです。実が熟しても割れないことから「口無し」と呼ぶようになったと言います。鮮やかな白色と甘い香りで語りかけてくるクチナシ、たとえ声を出せなくても存在感はあります。

サバダバダ

201005おけいさば

私は12人兄弟の末っ子。長姉と私とは24歳も離れていますし、私には年上の姪もいます。父も母も私が小さい頃に脳卒中で亡くなりましたから、生活も大変でした。兄弟姉妹で塩鯖1匹をおかずにしていただいた夕食のことが忘れられません。その頃に食べたこともない鯛の尾頭付きを見ても感動しませんが、鯖を見るともうダメです。動揺を隠すために「サバダバダ、サバダバダ」なんて言いながらいただくのです。

3週間ほど前に書いたブログにasukaさんという方からいくつかコメントをいただきました。その中にasukaというお名前の由来を書いてありました。お母様のお腹から出てくるのが1週間ほど遅れて、ご両親が「明日か、明日か」と思いながら待たれたからだと。

私の「雅春」は長姉の夫・雅久に父が頼んで一字をいただいたものらしいのです。必然的に、私は小さいときからずっと内科医である義兄の存在を意識しましたし、この方面に進んだのも「脳卒中」にも関わる仕事らしいという彼からの情報がきっかけでした。人間は何かに影響されて今があるわけですが、私の人生はもしかしたら生まれたときから今を予見できていたのかもしれません。

名古屋のおけい鮨でいただいた五島の鯖の味は最高でした。心でサバダバダと言いながら。