この景色、素晴らしいでしょう! 行ってみたいと思いませんか? 北海道のどこか、とだけ紹介しておきましょう。
白樺の並木も太陽が正面から当たればこのように素敵な写真になりますが、後ろを振り向いてみると逆光になり、鮮やかな白が暗くなってしまいます。その写真をご覧いただいても感動は半減すると思います。
人はそれぞれの魅力を持っています。しかし、それは受け手によって違いますし、同じ相手でもその時の気分や環境などによって全く異なった存在に見えてしまいます。それらの事象は自身の人生の中で日々刻々と流動的に揺らぎながら存在しているのです。
10年ちょっと前にワシントンDCに行ったことがあります。ダレス国際空港から乗ったタクシーの中でドライバーと話が弾んだのですが、彼が言うには「吉尾はopportunityを大切にするし、それを逃さない人だ」と。確かに自身の人生を振り返ってみると、人との出会いをはじめ、チャンスをうまく活かしてきたように思います。
Opportunityとは「好機」という意味ですが、モタモタしていると好機を逸してしまいます。サッと後ろを振り向けばこのように素晴らしい景色が広がっているかもしれません。
ワシントンDCに着いた翌日、私はタクシードライバーのお宅で夕食をご馳走になりました。Opportunity、それは自分自身でgetするものだと思います。
2012年 のアーカイブ
Opportunity
四月に退院された患者様のご家族様より
スタッフの皆様達、礼儀正しく、明るくやさしく接して下さる心が伝わってきて、本人はもとより家族の一員としても、大変うれしく思っておりました。
身体、頭のリハビリテーションー心のケアーなどこと細やかに、配慮下さった事、本当に母も私も感謝の気持ちでいっぱいです。
時折、リハビリしている所に遭遇したのですが、本当に親身になって下さっているのが伝わってきました。
又、お料理や、お菓子作りなど楽しく過ごしている母を見て本当にうれしく思いました。
三月に退院された患者様より
骨折手術後のリハビリだけでなく、持病のお世話まで、御迷惑をおかけいたました
患部の治療だけでなく、1人の人間丸ごと、ファミリーを含む環境まで見守って頂きましたことに感謝したしております。
素敵な空間で若いスタッフの皆様とのコミュニケーションに、随分元気をいただきました。
又、退院後の生活に備えて施設の様子を見に行っていただき、いろいろとアドバイスをいただくだけではなく、再度、施設の方に訪問いただきまして、ありがとうございました。
こんなにすばらしい病院に出会えて、そこで入院生活を送れましたこと、本当に幸せだったと思います。
二月に退院された患者様より
入院生活は快適でした。入院した秋にはハロウィンの催しがあったり、クリスマスパーティーや節分の豆まき、又秋には歌のコンサートがあり、楽しかったです。
調理リハビリも出来とてもよかったです。精神的に不安定な状態もあったのですが、キメの細かいリハビリで、よく励まして頂き、出来たら褒めてくださり、自信をつけていきました。
痛みで寝たままの状態で寝返りも出来にくい状態から一本杖で歩け、階段、エスカレーターの使用もできるまで指導していただいた事がとてもよかったです。
一月に退院された患者様の家族様より
入院中は大変お世話になりありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。
一転院の際、転院先まで来て下さったり、遅い時間まで一緒に花火大会を観てくださったスタッフさんありがとうございました。
とても良い思い出が出来涙が出るほどうれしかったです。
私たち家族がお願いしたリスクも高く、スタッフの方々に大きな負担をかけてしまうリハビリを「少しでも可能性があるのならしんどい思いをしても試してあげたい」と力強くおっしゃていただいた言葉にとても心が打たれました。
12月に退院された患者様より
良くして頂いてありがたかったです。
中でも私は「声かけ」をして下さる事が一番うれしかったです。
散歩に行くときは「行ってきます」と言うと「行ってらっしゃい」と。
「ただいま」「おかえり」と返して下さるのがうれしくて。
柏とクレソン
3月2日に柏の木を紹介しました。まだ深い雪の中で、北国の柏の枯葉は防風の役割を担いながら、新芽の春をひたすら待ちわびていましたが、いよいよその時がやってきました。折しも5月の端午の節句の季節。柏餅が店頭に並んでいます。暦では夏に入りました。
5月6日午後、苫小牧の病院に入院中の姉を見舞う途中、あの柏の木を見に行ってきました。札幌ゴルフ倶楽部横の道路脇の柏の木にはまだ半分ほど葉が残っていましたが、周りには枯葉が重なるように落ちていて、落葉の間からは所狭しと土筆たちが頭を出していました。世間は夏に入ったとしても、北海道はまだ春たけなわ、札幌の街では梅と桜が共演しているのです。
姉は自然が大好きで、毎年、この時期には熊が棲む所に一緒に山菜を採りに行くのが定番でした。今年はそれも叶いませんでした。その代わりに新芽が出てきた柏の木の写真を見せて季節を楽しんでもらいました。
午前中はクレソンを探しに札幌の盤渓の沢に行ってきました。クレソンは熊本で姉たちとおひたしにしてよくいただいたものです。台湾芹と呼んでいました。東京から帰省した姪も、千歳の美々川で採ってきたクレソンのおひたしを作ってきてくれたのです。
病院での晩ご飯はクレソンのおひたしと白いご飯だけでしたが、姉には何よりものご馳走だったろうと思います。息子と弟に食事介助をしてもらう姿が嬉しそうで、悲しそうでした。
知ること
先日のブログに御衣黄という八重桜を紹介しました。そのときの写真では淡い緑色の花びらでした。今朝はご覧の通りのピンク色。同じ桜とは思えない素晴らしい七変化です。
この1週間ほど、出勤時に花びらの色の変化を観察してきましたが、私にとってはちょっとしたオアシスだったのです。そして花は今日、明日にも終わりを告げ、木の周りはピンクの絨毯になります。
興味のあることには人間は積極的に迫ります。一歩踏み込んで知ろうとしますから、感動を伴い、その収穫には大なるものがあります。それが八重桜の花言葉「豊かな教養」にもつながっていきます。
いろんな事象に興味を持ち、それらを知るために行動することが大切なこと。自身の足をそこに向けて一歩踏み出すことが大切なこと。些細なことでも、積み重ねれば高い山になるのです。
桜の終わりとともに
千里の住まいの前に御衣黄という八重桜が咲いています。江戸時代からの栽培種だそうで、お酒の黄桜もこの花を創業者がお好きで命名されたという話もあります。
開花まもなくは白ないし淡い緑色で、徐々に中央から線条に赤みが増してきます。最終的には花びらもピンク色になって散っていくのです。写真でも陽光の当たる梢の上部がより赤くなっているのがわかりますね。千里ではそろそろ桜の季節も終わりを告げようとしています。
新人セラピストたちの免許登録も無事終わり、登録済みの通知が厚生労働省より届きました。いよいよ診療活動を許されることになります。襟を正して、真摯な態度で臨床に当たってほしいと思います。学ぶ姿勢を常に忘れずに取り組むことが大切です。
八重桜には「豊かな教養」という花言葉があります。この時期に誕生した新人たちがこれからを重ねて豊かな教養を身に着けるのか、ただ風に吹かれて散っていくのか、興味深く見守り、リードしていきたいと思います。
