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千里リハビリテーション病院ブログ

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当院の吉尾雅春副院長のブログです。

ミーシャ日記

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セラピー犬、ミーシャ日記です。

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最新の記事

せとか

2010せとか2この冬、柑橘類で最も美味しくいただいたのが写真の「せとか」でした。他にも新種の美味しいものがいくつか出ていて、来シーズンが既に待ち遠しい気持ちになっています。
せとかは長崎県島原半島にある農林水産省口之津研究所で生まれた品種だそうで、九州各地や愛媛、広島などのせとかを果物屋さんで見かけました。表面はツルツルで鮮やかなオレンジ色。中身も糖度が高くてジューシーで、こんな美味しいみかんがあったのかと感動するほどの、それはそれは食べやすくて香りの良い美味しいみかんなのです。
でも、気になったことがありました。産地のせいなのか、店頭に並んでいるものの大きさにばらつきがあり、それに合わせるように、同じせとかとは思えないくらい味の違いがあるのです。それは価格にも反映していて、1個300円くらいから写真の値段くらいのものまでの開きがあります。米もそうです。同じ品種でも生産地が異なると味が変わり、代を重ねる毎になんとなく美味しさがなくなっていきます。
こうしてみると、名前は品質を保証しない、ということが言えます。千里リハビリテーション病院という名前でスタッフひとりひとりの品質が保証されているわけではありません。でも、外に出ると、「ああ、千里リハビリテーション病院の・・」ということになります。
たまたまその1個がまずいせとかだったとき、本当はとても美味しいせとかまでもがまずいというレッテルを貼られてしまう可能性があるのです。

GReeeeN

2010目に青葉目に青葉 山ほととぎす 初鰹(目には青葉 山郭公 初松魚)。江戸時代、山口素堂の俳句です。括弧の中が本当の句ですが、「郭公」は今はカッコウ、江戸ではホトトギスだったそうです。字余りも含めて、現代風にremakeされたものです。
新緑がきれいですね。私は緑が大好きで、私のシンボルカラーです。緑は目によいと言われますが、医学的根拠はないそうです。でも、私は木々の緑を見ていますと、目も心も落ち着きます。
緑は英語でgreen。新鮮、若い、未完成、成長、安全、合格等の意味を含むそうです。日本では緑と青が同義的に用いられることがあり、若くて未成熟な人を「青二才」と言ったりします。逆の見方をすると、未完成故にこれからの成長に期待できることもあります。成長していく先は未知の世界です。
「安全」というイメージで用いられているのが非常口の緑の誘導灯です。また、日本では「非常口」と言いますが、中国では「安全出口」と言います。正にイメージ通りです。ちなみにアメリカでは赤で「EXIT」、緊急性を表す赤で出口と書いてあることが多いようです。飛行機の中もそれに倣っているみたいですね。
GReeeeNのSOHさんが今春の歯科医師国家試験で合格され、4名全員が歯科医師のグループになりました。「e」が4つあるのはメンバー数、greenの持つ上記の意味をイメージしつつ、「e」を「イー」と発音したときのスマイルを届けられるような存在でいたいということだそうです。
千里リハビリテーション病院のスタッフ達も、このGReeeeNの想いを受け止めて精進して欲しいと思っています。そのようなことを考えながら、GReeeeNの「キセキ」を何度も何度も聴いて通勤しています。

川下り

2010菊池船頭先日、岩手に行ってきました。岩手には人間味あふれる大好きな仲間達がいます。彼たちに案内してもらって奥州平泉界隈を観光しました。鎌倉を中心とした複雑な人間模様によって思惑に揺れ動いた時代をもつ地方です。やはり歴史は重いと感じます。
北上川支流の砂鉄川にある猊鼻渓(げいびけい)の川下りを楽しみました。「川下り」なのに舟に乗って猊鼻岩まで「川上り」をしてから、出発点まで川下りをします。圧倒的に川上りに要する時間が長いのです。舟底が川底に着いてしまうのではないかと心配するほど浅い川でしたが、船頭の菊池さんは「念のため言っておきますが、今は川を上っています。」「私はベテランです。もう一言付け加えますと、大ベテランです。ただそれだけです。」とボソッと言って皆を楽しませてくれるのです。どこかの接遇セミナーではあり得ないような話の連発で、とても印象の良い川下り?でした。その証拠に「菊池○○○」さんという船頭の名前を覚えているくらいですから。
形だけの関わりでは特に印象に残りませんが、心に迫るようなメッセージを投げかけていただくと、その存在はとても大きな影響過程をなします。

熊の糞

2010熊の糞今年もゴールデンウィークに北海道の山に山菜採りに出かけてきました。一番のねらいは行者ニンニクです。天ぷらや酢みそ和え、醤油漬け、あるいは他の野菜などと炒め物にしていただくのが最高です。さほど深い山ではないのですが、行者ニンニクの側にはご覧のようなヒグマの糞?や足跡がありますから、大きな声で歌ったり、鈴を鳴らしながら山を歩きます。エゾタヌキの糞かもしれませんが、山に入っている者はヒグマの糞だと思い込んでしまいます。
ヒグマは決まった場所で糞をする習性があるそうで、溜め糞と言います。古い糞は粉状にくだけ、少し古い糞は白い固まりになり、新しい糞は黒くて柔らかく、糞だまりの風下に行くととても強い臭いが漂っています。おそらく自分のテリトリーを主張しているのでしょう。
彼らは人里には出てこないようです。むしろ私たちが彼たちのテリトリーを犯している立場ですから、ヒグマの食事時間を外して行儀良く振る舞い、最小限の収穫で退去しなければなりません。毎年、お邪魔している山のルールです。専門職者のテリトリーもどうあるべきか、考えさせられます。

ハナミズキ

2010ハナミズキ2空を押し上げて手を伸ばす君・・・百年続きますように。大好きな一青窈の歌「ハナミズキ」です。
ハナミズキの花言葉は「私の想いを受けてください」です。1912年に東京からワシントンD.C.に桜が贈られた返礼として1915年に贈られたのが日本最初のハナミズキなのだそうです。写真は赤いハナミズキですが、赤いのは花ではなく総苞、つまり花びらを支えている外側の部分で、その中央に小さい花がたくさん集まっています。近くに寄って、よーく見てみてください。感動しますから。花が終わるとその小さな花1つずつが空に向かって実になるのです。
昨夜、今年度採用者の歓迎会がありました。115名の参加者で、職種の垣根を越えてとても賑わいました。全体の雰囲気はいいなあと感じました。病院の建物がハナミズキの総苞で、とても綺麗に見えています。ひとりひとりはその中の小さな花に相当します。それらの花は果たして実を結ぶのでしょうか?もちろん結んで欲しいと願い、そのための援助も教育も惜しまないつもりです。
でも最近、ちょっと不安に思っています。ハナミズキの枝が花を空に向かって押し上げきれていないと。それは枝自身の問題か、幹や根の問題なのか、吸い上げる水や栄養がよくないのか、吟味しなければなりません。危機管理能力の向上に伴い、綺麗な花を百年続けて見られるように、システムを見直してみる必要を感じています。

春の紅葉

2010春の紅葉2春の紅葉???オーストラリアの話ですか?と言われたことがあります。違います。垣根によく使われているカナメモチのように新芽が赤くなることを言っているのでもありません。秋のように、緑の葉が紅葉して、落葉するのです。代表格はくすのきです。桜が終わる頃、常緑樹のはずのくすのきの葉の何割かが赤く色づきます。そして、春風に舞って、辺りは落ち葉でいっぱいになるのです。
世の中、知らないことがたくさんあります。私たちの思い込みで、そのようなことの存在を考えることさえしないのが日常でしょう。春に街を車で走っているとき、たくさんの落ち葉があるにもかかわらず、です。
私たちが患者さんの評価をするとき、検査をする以前から思い込みで答を1つだけ決めていて、重要な事象すら無視してしまうことがあります。その1つの答えが正しいことを証明しようとする仮説証明作業を推奨する向きがありますが、医療の世界では極力避けなければならない手続きです。なぜならば、たった1つしか準備しなかったその答を、間違っているかもしれないと考えるような証明作業はしないからです。仮説はいくつか準備して、平等に検証していく姿勢が必要なのです。

主任

2010八重桜1月に咲く沖縄の寒緋桜から始まり、ヤマザクラやソメイヨシノの桜前線が寒波に遭いながらもなんとか北上し、いよいよ八重桜が主任を務めるときがきました。「主任」、これは「しゅにん」とは読まないでください。ここでは「トリ」と読みます。寄席で最後に出演する真打、最後を締めくくる人のことです。演者の最後を「取る」とか、ギャラを最後にまとめて「取り」、出演した芸人に分配することから言われるようになったそうです。主任は偉い人なのです。ギャラが不足したときには主任は身銭も切ったそうです。
八重桜が青空に映えて素晴らしいですね。桜の主任として相応しいかもしれません。
ところで、4月9日に書いた千里さくら通りの中で紹介した豊中のご家族の20年前のお話。お孫さんがブログをご覧になったそうで、「お祖母ちゃんの話だ」と思われ、お母様に連絡されたそうです。お母様から私にお電話をいただきました。凄いですね。私が書き留めた話が本当の話であることをご家族の皆様で証明していただきました。改めてご家族の素晴らしさを教えていただきました。ありがとうございます。今年の千里さくら通りの「大トリ」のお話として、皆様に紹介させていただきます。

破竹の勢い

たけのこ三国時代、冬も終わろうとする頃、晋が武昌を落とした後、一気に攻め込んで呉を攻め落とすか、長江の水が凍る次の冬にあらためて攻め込むか決める場面がありました。鎮南将軍杜預が竹を裂くときの勢いのように一節、二節裂けば、残りを裂くのに力はいらないと喩え、破竹の勢いそのままに一気に呉に攻め入ったそうです。
私たちの成長や事業が遅々として進まないことはよくあることですが、ときにあることがきっかけで破竹の勢いのように展開していくことがあります。特に産みの苦しみを味わった後でうまく歯車が絡み合えば、その勢いの心地よさは格別です。もちろん、竹も最初の切り込みをどこにどの角度で入れるかが重要で、間違うと勢いよく一気に裂いていくことはできません。産みの苦しみは、相当な戦略によって得られる過程であり、また破竹の勢いはひとりの力で産み出すものでもないのです。
筍の美味しい季節です。千里にもたくさんの竹林があり、毎日、その成長を見て楽しんでいます。私が子供の頃はお腹を大きくするために、噛めないほど硬く大きくなった筍を食べるのが普通でした。

千里さくら通り

2010千里さくら通り私のブログに何度か登場した「千里さくら通り」。府道吹田箕面線の一部分を言います。ご覧の通り素敵な並木道ですが、今朝からいよいよ散り始めました。今年も通勤途中、しっかり目の保養になりました。
もう20年くらい前になりかすか。豊中の由緒あるお宅のお母様が脳卒中になられ、担当させていただく機会がありました。お一人で座ることも、歩くことも、お話しすることも、食事することもまったくできないままご自宅に退院なさいました。その後、毎週、長女様の車で外来通院されましたが、決して介護が楽な方ではありませんでした。しかし、皮膚の状態もとてもきれいで、栄養状態もよく、私たちの顔を見るといつも親子で笑顔を返してくださいました。大変な状況の中で、ご家族皆様がいかに素晴らしい介護をなさっていたか、誰が見てもすぐに分かる笑顔でした。
「この季節には母を連れて千里さくら通りでお花見を楽しんでいます」とおっしゃっていたことを思い出しながら通勤しています。

希少価値

蒸亭向かって左側の男性、神戸三宮にある「蒸亭」のご主人です。このお顔を拝見しただけで、どんな料理をいただけるのだろうと期待が大きく膨らむのは私だけではないでしょう。伺うと、開店されて間もないそうで、それまではサラリーマン。季節の野菜が好きで蒸亭に行くことにしたのですが、お顔に負けない味わいのある、心のこもった料理をいただくことができました。蒸亭には希少価値を感じました。
最近、電車の中で理学療法士の学生と隣り合わせになったり、コーヒーショップの隣の席で理学療法について熱く語っている友達連れを見かけたりするようになりました。私の友人の「りんこさん」はお互いの田舎の家が数㎞しか離れていない熊本の理学療法士です。希少価値と言われた時代とは違って、理学療法士は市民の中にかなり浸透してきました。国会議員もいるくらいですから。それだけに私たちの社会的責任も大きくなってきました。確かな手応えのある専門家でいたいものです。
蒸亭のご夫婦の次男、祐吾君、大学入学おめでとうございます。理学療法士を目指していらっしゃるそうで、大きくなった祐吾君にお会いできる日を楽しみにしています。