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千里リハビリテーション病院ブログ

ミーシャの日記

吉尾雅春ブログ

当院の吉尾雅春副院長のブログです。

ミーシャ日記

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セラピー犬、ミーシャ日記です。

患者様の声

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トピックス

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最新の記事

弥勒菩薩

20111129広隆寺紅葉一昨日、北海道の姉が治療を拒否して突然大阪を訪ねてきました。その姉にとって妹である大阪の姉の告別式に体調を崩したことで駆けつけることができなかったことも理由のひとつです。そして、自身の身体のことを考えると、ゆっくり床に伏している場合ではなく、残された人生を充実して生きたいという思いが強くなっての行動だったようです。本人でなければ本当の気持ちは理解できないことなのかもしれませんが、姉のこれまでの生き様をみていると分かるような気がします。残された人生をどう生きるか,個人の価値観に基づき、何よりも尊重されるべきことだと思います。
昨日はお休みをいただいて、大阪の姉のお参りを済ませた後、聖徳太子ゆかりの京都太秦・広隆寺に姉を案内しました。弥勒菩薩の前に佇んで心を洗うために、です。私は心が痛み、悩み、苦しいとき、弥勒菩薩の前に跪いてそのお顔を拝んでいると、心が穏やかになり、癒されていく自分がいることに気づいたことがあります。姉にもその感覚を持ってもらえればと思ったのです。
残念ながら写真撮影は禁止でしたので、インターネットで見ていただければありがたいですが、弥勒菩薩の奥深い笑みは全てを包んでくれますし、明日からの生き方を示してくれているようです。医療従事者である私たちに、そして、中でもリーダーとして皆を引っ張っていかなければならない人たちに知って欲しいと思う弥勒菩薩の微笑みなのです。
雪虫が飛び交い、石蕗の黄色い花にモンキチョウが舞う広隆寺の紅葉はとても綺麗でした。

相田みつを昨日11月24日午後から、所用で東京国際フォーラムに行ってきました。集合時間まで30分ほどありましたので、国際フォーラムにある相田みつをさんの美術館にちょっと立ち寄りました。以前からあこがれていた方で、一度訪ねてみたいと思っていました。予定外の行動でしたが、とても嬉しいひとときでした。
人が歩けば道になるし、歩かなければ草が生えてしまう。自分が歩いて踏み分け道ができると、後から歩いてくる人もきっと助かる。そう思います。
破天荒な千里リハビリテーション病院が正にそうですし、私自身も自身で踏み分けて歩いていきたいと思います。みつをさんのことばを借りれば、「いのちいっぱい自分の花を」です。
患者さんたちにも自分の花を咲かせて欲しいと願っています。そのためにも、どの患者さんにも同じような、金太郎飴のようなアプローチをするようなことはあってはならないのです。

再び、サバダバダ

201111前沖鯖先週末、青森県八戸に行ってきました。
八戸港の津波被害はかなりひどかったそうですが、市街地は港と少し離れて高いところにあるため、津波の被害からは逃れていました。街は元気でした。人々もホットでした。
前沖鯖をいただきました。沖の手前、つまり沿岸にいる鯖で、脂が上質で、とてもとても美味しい鯖でした。特に一夜干しの鯖の味は抜群で、3回もいただいてしまいました。帰りがけに八食センターに立ち寄り、牛が食べるのか?と思うほど買い込んでしまいました。やはりサバダバダ、鯖に対する思いだけは制御することができません。
八戸のちょっと奥、五戸で解剖学・運動学的視点からみた脳卒中のアプローチについて仙台の阿部さんと二人で講習会を開いたのですが、遠くは広島、大阪、奈良からの参加もありました。定員を大幅に上回る参加希望があり、運営スタッフも大変だったろうと思います。でも、参加希望が多いというのは運営側、講師にとっては何よりも嬉しいことですから、疲れは感じません。若人に感謝、です。
受講された方々や運営スタッフからたくさんのメッセージをいただきました。理学療法士だからこそやり遂げないといけないことがあります。阿部さんもそのために必死で取り組んでいるひとりです。私たちの目の前には患者さんがいらっしゃるのです。

母との別れ

この1か月半くらいの中で、大阪の姉が亡くなり、熊本の義母がこの世を去りました。二人とも私の行動予定を見透かしていたかのように、予定されていた講演、セミナーを一つも欠かすことなく、お別れの席に私を導いてくれました。
母は11月10日の朝、亡くなったのですが、その日は私の子供の命日でもあります。人間はその偶然に縁を感じ、感慨深く理解しようとします。私はそれを母の想いとして受け止めたいと思います。
脳卒中になった義父の看病・介護に明け暮れ、そして自身も15年前に重度の脳卒中になり、都合30年近く、大変な毎日を過ごしてきました。父の介護をするにもカリエスで右膝は曲がらず、自らが転んでしまいそうな状況の中で、入浴介助もすべてひとりで行っていて大変そうでしたが、母は愛する夫の介護をできる喜びに浸っているようにさえ見えたりしたものです。
私自身、両親を小さい時に亡くしていますので、お父さん、お母さんと呼べる存在ができたことがとても嬉しかったのですが、残念ながらそれもなくなってしまいました。義母にとってこの15年間は不本意であったろうと思いますが、どんな形でも「お母さん」と呼べる人が存在していたことは、子供たちにはとても大切なことでした。そういう存在でいてくれた母に心から感謝しています。
熊本から東京、函館、札幌に出かけて、また母とのお別れに熊本に戻って、先ほど札幌から大阪に戻りました。この1か月間、ブログも途絶え、たくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけしました。また、メッセージを書きますので、よろしくお願いいたします。

Mスタ

「Mスタ」って聞いたことありますか?
Masaharu standingの略語で、Masaharuは私の雅春です。
ネーミングは湯布院のスタッフの皆さんが考えたのだそうです。写真は大分の湯布院厚生年金病院の渡邊さんと太田さん、別府リハビリテーションセンターの吉村さんで、先日、病院を訪ねてきてくださいました。とても楽しくて、明るくて、ひょうきんで、そして熱くて、臨床場面もとても楽しそうな方々でした。201109Mスタ

脳卒中の患者さんは最初の頃うまく座れないことが多いのですが、座れないとき、どのような練習をしますか? 座れないから座る練習をする、という選択は適切なようですが、私はそうは考えていません。詳しくここで述べることはできませんので、詳細はセミナーで。
要するに股関節は70度くらいしか曲がりませんから、通常の座位では骨盤は後方に20度以上倒れていることになります。それを随意的に維持することはとても難しいことなのです。長下肢装具を着けて体重を両足にかけて立つと、お尻の周りの筋肉が働きやすくなります。そして骨盤も床に垂直になりやすいので、体幹もまっすぐになるのです。
この立位をより安定させるために、机の台や高くしたベッドにお尻をちょこんと載せて立つことを「Mスタ」と呼ぶのです。Mスタ、なかなかのネーミングで、気に入りました。
学習は簡単なことから始めましょうよ。

準備万端

今秋から千里リハビリテーション病院主催のセミナーを行なっています。しばらくの間、私が講師になります。
1回目は脳のことに関するセミナーでした。第2回目の今日は股関節のみ方について、とても基礎的な内容を実技を交えながら解説しました。自分で言うのも変ですが、2回とも充実したセミナーになっていたと思っています。3回目は肩のみ方について、12月2日に行う予定です。
基礎を大切にするということは盤石な城を造ることにつながります。そういうことが大切であることを、そして根拠をもって評価治療にあたることが大切であるということを具体的にお伝えしています。私たちが患者さんたちに関わるときの基本的な姿勢が重要なのです。真剣に準備に取り組まなければ、いい結果が得られるはずもありません。20110930準備万端
写真は今日のセミナー開始前の会場の様子ですが、準備万端、見事なまでに整然としています。机の位置も、資料も、そしてペットボトルの位置も向きも素晴らしいでしょう?
この演出は当院事務職の人たちによるものですが、ここまでの努力あるいは準備を私たちセラピストはできているでしょうか。その心は日々の臨床にも反映されるのです。
学ばなければなりません。

蘇れ、福島

小熊座のスター9月初めの1週間に2度、福島市に行ってきました。私の仕事で、大阪から福島という地に週に2回も行くという経験は生涯の中でもあまりないだろうと思いますが、震災・原発被害で大変な年にこのような経験ができたことに何か感じるものがあります。
昨年紹介した小熊座のスターは今年も健在でした。というより、むしろもっとエネルギッシュでした。写真に見えるボールは全てのピンを倒し、福島の鬱憤を晴らすかのようでした。少しでも福島の街に貢献しようと、大勢で懇親会を開き、深夜のボーリングにも行ってきたのです。私ですか?ボーリングは参加することに意義があるのです。どこかで聞いたようなフレーズですね。
郊外の果樹園を訪ねました。桃がほぼ終わり、梨に移り、そしてりんごへ。大きな桃をたくさん買って、福島の味を、安心を発送しました。会津の米も大丈夫だと伺いました。でも、お盆には大文字で、そして先日は福島産の花火のことでとても残念なことがありました。それぞれの思いがあるのだと改めて知りました。でも、風評被害だけは無くしたいですね。なんとか蘇って欲しいし、そうなることを信じています。
福島の人たちはとてもまじめで熱い人たちです。正にリハビリテーションの精神が必要だと思っています。

介護ビジョン 2011年8月号

『介護ビジョン 2011年8月号』に掲載していただきました。
「食事サービスに力を入れる施設・事業所紹介」にて当院の食事を通じたリハビリテーションに対する取り組みが紹介されております。是非ご覧ください。

介護ビジョン 2011年8月号
出版社: 株式会社日本医療企画

防水ジャーナル 2011年7月号

『防水ジャーナル 2011年7月号』に掲載していただきました。
「屋上探訪」にて1階中庭デッキ分、2階レストラン、3階屋上が紹介されております。
是非ご覧ください。

防水ジャーナル 2011年7月号
出版社: 新樹社

加藤清正

201108名古屋城

またまた前回から1か月も経ってしまいました。書きたいことがたくさんあるのですが、ちょっと優先順位を下げて、急ぎ処理しなければならない課題を先行させています。もうしばし、というところですが。

さて、毎年8月最終の金、土、日は三重県四日市市で日本理学療法士協会主催の講習会を開いています。今年で10回になりました。他で開催しているセミナーで何度かお見かけしているお顔も複数ありましたが、北海道から鹿児島まで、全国の熱心な参加者で盛り上がりました。解剖学的な視点から構成したこの講習会のメッセージは「原点に戻れ」ということです。基礎を大切にして、科学的根拠をもって評価治療に当たること。しかし、一方で対象者の基本的人権、社会科学的な側面をしっかり包含した取り組みを心がけることなどをお伝えしています。

私の出身は肥後熊本県。江戸時代の前は隈本という地名で、現在の熊本市内は阿蘇山からの湧水で湿地だったそうです。そこを治めた加藤清正は農民から特別な年貢を上納させることなく湿地を改良し、城を造り、地名も勇壮な熊本にして今の熊本市の基礎を造りました。土木の神様のような武将です。安土城、大阪城、そして写真の名古屋城の築城を担当したのも加藤清正です。加藤清正の基礎がしっかりしていたからこそできたこれらの名城。特に石垣の素晴らしさには目を見張るものがあります。

加藤清正は参勤交代の帰りに信州松本城に立ち寄っています。城主石川家長から2頭の馬を差し出され、好きな方を1頭持って帰るように言われたとき、「石川殿のような目利きではないので、2頭ともいただいてまいります」と返した知恵者。言うなれば見事な臨床家でもあったのです。

加藤清正は県民に「清正公(せいしょこ)様」と神様のように呼ばれています。