当院では、患者様の退院後の生活支援、社会参加支援、仕事場復帰支援を積極的に行っています。患者様の退院日が近づいてきたら、作業療法士や言語聴覚士といったスタッフが、退院後の生活についてより詳しくお話を伺い、時にはご自宅やお仕事場に出向き、現場をチェックしながら患者様の退院後の生活に必要な動作の練習を行います。また、退院後も必要に応じて、ご家族やお仕事場の方への指導、地域のケアマネージャーや地域スタッフとの連携を行い、患者様がスムーズに退院後の生活に入っていけるよう、情報共有やコミュニケーションを行っていきます。

理学療法では、脳外科、神経内科の医師とも連携し、解剖学的な視点から患者様の脳画像をしっかり読み解き、問題がどこで起きているのかを判断し、患者様の状態に合わせてプログラムを考え、運動機能の回復を目指します。
リハビリテーションの中でも、日常生活の動作──ご飯を食べる、お風呂に入る、着替える、靴を履く、そして退院後にご自宅や社会活動、お仕事への参加ができるようになるよう、患者様の要望に合わせ必要な動作の訓練も行っています。
話す、聞く、読むといった、主に言葉やコミュニケーションの訓練と、噛む、飲み込む(嚥下)という食べる際の動作の訓練を行っています。
リハビリテーションは栄養がなければできません。当院では、1日に2〜3時間のリハビリ以外にも動く時間が非常に多いのが特徴です。
30歳くらいまでの若い患者様向けに、在宅復帰だけでなく今後の生活に合わせた練習をおこなえるよう、専門のリハチームが可能性を広げるアプローチをとっています。
当院では、患者様の退院後の生活支援、社会参加支援、仕事場復帰支援を積極的に行っています。